ブレダでは前々から<ピータースシスターズ>というコーラス・チームで知られて、今年は、その長女のクリス・ピータースがソロ・シンガーとしてステージをつとめていました。 目をひいたのは、単なるジャズ・シンガーではありません。かつてのヘレン・ワードやペギー・リーのようなバンドの演奏を引き立てさせる歌い手だからです。
神戸ジャズストリート賞では8年ぶりにオランダ人が選ばれたことあって、ブレダの市民は大喜び。彼女のご両親のユープ・ピータースとヴィッキーから熱狂的なハグを受けました。ユープはヨーロッパでは著名なジャズ・ピアニストであり、また、ヴィッキー夫人もブレダ・ジャズ・フェスティバルでは永年コミッティとして活躍していましたし、神戸ジャズストリートにもお招きしたことがあります。さすがDNAの賜物というわけです。
(JAZZ HOT LINE 最新号より/末廣光夫)
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